1・<革の知識と洗い方法>
動物の皮は、そのままだと硬化し腐敗します。これを止めるには毛を抜き、肉を削いで、脱脂した後、表側を削って銀層を出します。
これを銀面革と言います。しかしそれだけでは、商品化はできません。
削りだされた、革をなめしの作業によって適正な商品加工がされます。
植物に含まれるタンニンでなめされる手法でされると、丈夫で型くずれしにくく、染料の発色も良い商品に上がります。
特徴としては丈夫で比較的硬い革になりますので靴の底材や剛性の高い鞄などに使用されます。
6価クロムで科学的になめす手法は柔軟性に富み、耐久性も高く、水を弾きやすく服飾に主に使用されます。
タンニンとクロムを混ぜてされる手法は両者の特徴を活かして、用途によって柔軟性をコントロールできるメリットがあります。
原料は、牛、羊、馬、豚、山羊、鹿、蛇、ワニ、ダチョウ、などの種類があり、染め方や加工方法が全て違います。
洗う前にこのような加工を確認して処理に入ります。
タンパク質を破壊する洗剤ではもちろんダメージが大きく使用できません。商品によっては、加工方法が適切ではない物は水だけでもダメージが大きく出ることもあります。
一昔のクリーニング店では水で洗わずドライ溶剤やオガクズで洗う方法が主流でした。
弊社では、商品の特徴に合わせ、オゾン水と特殊洗剤、特殊ローションを使用してメンテナンス(洗い含む)をおこないます。
オゾンとは?
オゾンは酸素原子(O)が3個結合した物質で、特有の生臭い匂いを持ちます。オゾンは大気にも微量ながら存在し、酸素分子が紫外線や雷の放電で化学変化を起こして生成されます。自然界ではオゾン層に10~20ppm、海岸で0.1~0.3ppm程度、街中では0.005ppm程度の濃度で存在しています。オゾンは非常に活性が高い物質のため、常温で常に分解し、1~2時間(オゾン水は数十分)で酸素に戻ります。オゾンはこの活性(反応性)の高さから各種物質を強力に酸化させる性質があります。これにより、除菌・漂白・脱臭といった各効果を発揮します。特に除菌効果については、ほとんどあらゆる菌種に効果が認められ、0-157を始めとする大腸菌群やクリプトスポリジウム、レジオネラ菌などにも塩素の数十倍の除菌効果を発揮します。
● オゾンクリーニングの利点
雑菌ゼロ
洗濯溶剤中にただよっていた細かい雑菌をシャットアウトします。!
悪臭除去
体臭・ホコリ臭・タバコ臭などををきちんと落とします。
「色合い」クッキリ鮮やか
水だけでは落とせなかった汚れをオゾンが分解します。
風合い&肌触りが極上!
ガンコな汚れもすっきり落とすからサラサラ・フワフワに仕上がります。
洗い後も、オゾン発光体付の特殊乾燥機で低温で時間をかけて形成します。